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おにぎりケースが捨てられない

すっかり秋めいてきましたね。

昨日の夕方、品川駅で人待ちをしているとき
コンコースを吹き抜ける風に思わず腕をさする仕草。

夏が終わる…。

秋への期待よりもやり残したことが

なかったかと夏に想いを馳せる。
夏オンナだからでしょうか。

でも秋もいいものです。
気持ち切り替えます。


さて、キッチンの吊り戸棚に

しまい込んでいたボックスを
のぞいたところ、おにぎり専用の

ケースが出てきました。

もう何年も前になりますが、

起きてすぐには朝ごはんが食べられない

という夫のために小さなおにぎりを作り
持たせていた時使っていたものです。

 

どれくらいの期間だったかは忘れましたが
毎日毎日にぎっていたのを思い出します。

「いってらっしゃい」と夫の背中が

見えなくなるまで見送るのが日課でした。

会社に着いてから一人机の前でおにぎりを

食べる姿を想像するとなんだか可笑しくて。

でももう要らないかな、と思い夫に聞いてみました。
「これいる?」

数秒の沈黙の後
「もう少しとっておきたい」と。

ちょっと安心した自分に驚きました。
懐かしく思う気持ちは夫も同じなのでしょう。

母親が捨てられないモノの上位を占めるのが
子供のお弁当箱というのが痛いほどわかります。

たかがおにぎりケースなんですけどね。

「いつかまた使うかもしれないよ」
と夫は言うけれど、内心たぶん来ないだろうなと
思っています。

それでもあともう少しだけ
手元に置いておこうかな。