先日整理収納アドバイザーの方
数名と話しをする機会がありました。
皆さん資格を取ったばかりだから熱い!
どうしたって片付けの話題で
盛り上がります。
資格を取る前まではアドバイスを
よく求められましたが
1級を取得し同じ土俵に上がった今、
それはなくなります。
おもしろいです。
「片付けられない人は捨てられない」
「どうやったら捨ててもらえるか」
「捨て方を知らないから教えてあげなきゃ」
そんな話で盛り上がります。
でもどこか違和感。
なぜでしょうか。
おそらく捨てるのが目的と
なっているからなのでは。
そう思いました。
整理収納アドバイザーの講座で
学ぶのは
「整理」と「収納」です。
整理はモノの適正量を考え不要なモノは
捨てる、手放す行為です。
自分の家やお客様の家で片付けをする
最初の行為は不要なモノを捨てることかも
しれません。
実際の現場でこれ本当にいるの?
と聞きたくなるモノもあります。
でも捨てるよりもっと大切な何かが
あると思っています。
それは
「その人に寄り添う」。
そうではないでしょうか?
あるアドバイザーの方はいきなり
押入れのモノを全部出し、
要らないモノを全部捨てさせたと言います。
しかも3秒ルールって...。
考える暇を与えないのでしょうか。
とても喜ばれましたよって言っていたので
それは成功なのかもしれないですね。
でも私はそんなアドバイザーが家に
やってきたら正直なところ抵抗するかも。
なぜ捨てられないのか。
その理由はみんな違います。
片付けを依頼する側の気持ちって
どうなのでしょうか?
本気でモノがなくてすっきりとした
生活を望んでいるのか、
それともちょっと押入れが片付けばいい
くらいに思っているのか。
なにも捨てずにテクニックで何とか
なるものだと考えているのか。
そこを押さえないと先には進めません。
大切なのは片付いた部屋でどう過ごしたいのか。
それをイメージしてもらう、そこなのです。
捨てるのがイメージする暮らしの
始めの一歩だとしても、
“捨てさせる”という
整理収納アドバイザーの価値観の
押し付けになっていないでしょうか。
そこに住むのはアドバイザー自身
ではなく相手(お客様)です。
習ったことを伝えるのはいいです。
でもそれが全て通用する人ばかりでも
ありません。
お客様の気持ちに寄り添い、
理想と本当の気持ちの距離を縮めて
最善の方法を探る。
それがアドバイザーに求められる資質
なのではないかと思います。
数多くのお宅を拝見し、部屋を整えてきた
経験から言えることです。

